OLさん、そりゃないです。
前回の日記のつづきなんだな。
どんっ!次の瞬間、ひったくり犯とボクはぶつかりました。
ひったくりに遭ったOL風のお姉ちゃんのカバンを取り戻すべく犯人にタックルしたボクは坂を犯人と共に転げて行きます。
犯人は突然の事にビックリしたのか転がりながら「おおぉーっ!?」とか言ってるんだな。
堕ちるところまで落ちて、先に立ち上がったのは犯人のほう。
とっても痛かったろうに、ガバッと起き上がると横の道へと走り去って行ったんだな。
まだ寝そべるボクの横にはお姉ちゃんのカバンがおっぴろげで横たわっています。
中身バラバラ。
ボクは起き上がるとそれを拾い集めて一つ一つカバンに戻したんだな。
すると、OL風お姉ちゃんが走り寄ってきて発した第一声は
「ありがとうございました」でも「大丈夫ですか」でも「抱いて」でもなく
「さわらないで!!!」
だったんだな。
呆然とするボクの横でお姉ちゃんはガサッガサッとカバンの中身を確認してるんだな。
ボクは、全身に走る痛みと共にそれを見ていると
「何見てんのよ!」と、更に一喝されました。
「ボサッとしてないで警察呼んで!ケーサツ!」と言うお姉ちゃんに怯えつつボクがポケットの携帯を取り出すと
折れてる。_| ̄|○
ボクの大事な携帯電話が。
つい、最近新しく携帯連動型の出会い系を見つけてウキウキだったボクの大事な携帯が。
あんまりなんだな。
折れた携帯(モニター部分がブラーンと垂れ下がってる)を持ったボクを見て更に。
「ナニソレ!?折れてんじゃん!使っえないわねー!」
ええ。使えませんよ。
お姉ちゃんは二言・三言ボクを罵倒すると、坂の上の方へ消えて行きました。
街頭に照らされて消えていく様はさながら必殺仕事人のように眩しかったんだな。
手にはモニターが垂れ下がった携帯電話。スーツの脇の下がコントのように裂けたボクはリアル出会いに負けたお馬鹿さん。(負傷アリ)
そして、今はさっきまでメールのやりとりしていた娘と今日この折れた携帯でどうしようかと小さな胸を痛めてるんだな。
愛をください。
